日本に住んでいる外国人や観光で来ている外国人は日本について好意的な印象を持ってくれていることが多いです。
しかし来日前に日本に対してあまりにも高い期待を持っていたがゆえに日本に来てからガッカリしてしまったこともあるようです。
今回は日本に住んでいる外国人に、日本で来てガッカリしたことを聞いてみました。
それでは早速いってみよう!
外国人が日本でガッカリしたこと
東京の人は関西の人に比べて冷たかった
関西を中心に旅行をして日本が好きになったイギリス人女性は、人がやさしく自然や観光地がキレイだったことから大の親日家になりました。
そして彼女は数年後、英語教師として日本に住む機会を得て日本に来日しました。
赴任先は関西を中心に希望していましたが、結果東京で働くことに。
そこで東京の人は関西人よりも冷たいという印象を受けたそうです。
たとえば、
・電車で隣を避けられる
・すれ違った後に振り返って笑われる
・電車で座ってるだけなのに写真・動画をとられた
・ジムで靴をごみ箱に入れられる
など、嫌な思いをしたことも多いんだとか。
彼女はムスリムでスカーフを着用しているので、その見た目で差別的な行為をする人がいたようです。
個人的には3番目は特に悪質で恥ずべき行為だと思いますし、そんな経験をしてしまったことが非常に残念です。
もちろんこれは東京だけに限ったことではないかもしれません。
以前は観光で関西を回っていただけですが、実際に長く住んでみると悪いことが起こる可能性は高くなります。
ただ彼女の感覚としては、関西人のほうが外国人に温かい印象があるようですね。
大都市でも外国人をジロジロ見てきた
東京は世界屈指の大都市!
様々な国の人が訪れるアジアの国際都市…のはずが外国人を見慣れていないのかジロジロ見てくることに違和感を覚えたそうです。
東京は国際都市だから外国人でいる感覚があまりないと思っていたけど、外国人と話すわけでもなく見てくるというのが想像と違ったみたい。
ロンドン出身の彼女はインド系ですが外国人扱いはされなかったそうです。
自国では文化を理解しているし、ロンドンも国際都市なので見た目で注目されることはあまりないと思います。
日本ではもしかしたら目立つ行為を知らないうちにしていた可能性もあります。
しかし、ほかの外国人に聞いてもジロジロ見られるというのは人種や宗教関係なく経験があるそうです。
地方ではどこの国でもあるかもしれませんが、アジア屈指の国際都市でもそんな経験をするんだと驚く人は多いです。
日本人は公の場で他人とコミュニケーションをとろうとしなかった
海外では買い物の列でもスモールトークが生まれることがよくあります。
お互いに初対面でも世間話をするということが普通な国もあります。
しかし日本では他人に介入しない国民性があり、日本人とのコミュニケーションを楽しみにしていた外国人にとっては少し期待外れだったようです。
それはそれで異文化交流の経験としていいと思っている方が多く、それが日本のダメなところだといった話は聞いたことがないので安心してください(笑)
ただ時にコミュニケーションをとろうとしないところにストレスを感じることはあるそうです。
例えばスーパーで自分の後ろを通ろうとしたとき、体が触れてしまいそうな距離だったら海外では「Excude me(すみません)」とひとことかけるのが普通です。
しかし、日本では何も言わずに少し体に当たってきてこちら側が気づくのを期待するという場合が多いのではないでしょうか?
日本人の感覚としては「通り道を開けていないほうが悪い」と思っている人も多いかもしれません。
海外ではどちらが悪いなどはなく、単純に他人に体が触れて何も言わないというのが失礼だという認識があるのでこの違いに驚く外国人は多いですね。
また別の外国人男性の経験では、電車で女子学生が英語の参考書を読んでいたのを見て「どんな本読んでるの?」といったような質問を日本語でしたら無視されたそうです。
これは相手が男性ということもあり、電車は密閉空間であるので怖がっていた可能性は十分考えられますね。
ただこれも海外ではごく自然な風景である国もあります。彼の母国でも自然なことだそうです。
日本人とのコミュニケーションに言葉以上の難しさを感じる外国人は多く、日本語を勉強してきたから現地人とたくさん日本語で交流したいと思っていた外国人は少しがっかりしてしまったようです。
空飛ぶ車がなかった
半分冗談ですが実際に聞いた話です(笑)
日本はテクノロジー先進国という印象があり、実際に来日してレストランのロボット配膳などに未来を感じて驚嘆する外国人はたくさんいます。
もちろん車が本当に飛んでいるとは思っていませんが、そんな妄想が生まれるほど日本の技術は注目されているみたいですね。
一方で、紙のクーポンやFAXなどアナログなところや後進的な機械を使っているところにも、想像とのギャップを感じるそうです。
日本は最新テクノロジーと伝統的アナログ主義が混じる変な国なのかもしれませんね(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は外国人が日本でガッカリしたことを紹介しました。
ガッカリと言っても悪かったというよりも想像と違ったということがほとんどでした。
日本人はすごく親切で、東京は世界に誇る国際都市、技術は世界最高峰という海外での評判が高いがゆえに、現実以上に日本がよく見えてしまっていたのかもしれません。
海外のほとんどの国にとって日本は有名だけど未知な島国という存在なので、実際に足を踏み入れると想像とのギャップを感じてしまうんだと思います。
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