世界には日常的に複数の言語で話している人たちがたくさんいます。
日本ではどちらかというと日本語しか話さなくとも生活に問題が起きることは多くないです。
そのため、日本語しか話さない、離せない人が多いでしょう。
私は日本語・英語・ペルシャ語のトリリンガルです。日本語が母語で、外国語として英語とペルシャ語を習得し、両親は外国にルーツを持っていません。
今回は私が外国語が話せるようになって起こった4つの変化を紹介します。
外国語学習のモチベーションを上げたい人はぜひ最後まで読んでね!
それではいってみよう!
私の外国語能力
まず最初に私がどれだけ外国語を理解しているのかを説明します。
本題には次項で入るので、本項は読み飛ばしても大丈夫です。
外国語学習経歴
私は高校まで一般の日本人と同じような環境で英語を学んでいました。
インターナショナルスクールに通うことも、英語系のクラブ活動に参加することもありませんでした。
ただハリウッド映画や英語の歌はこの頃から好きだったので、英語には日常的に触れていました。
受験のための英語学習のみで、会話力はあまり身につけられていませんでした。
国際系の大学に進学し、ペルシャ語を勉強するようになります。
そこで改めて外国語能力を高めたいと思い、留学生と積極的にコミュニケーションを取りに行くようになりました。
正直なところ、最初は話しかけに行く勇気があまりありませんでした。高校時代も同じで、間違いを恐れてネイティブの先生と積極的に話すことができていませんでした。
それでも国際系大学のキャンパスには多くの留学生がいるので、彼ら彼女らと話す機会がたくさんあります。
こんな絶好の機会を逃したくない、国際系の大学を出たのに外国語が苦手なんて恥ずかしいという思いをモチベーションとして、思い切って話しかけに行くようになりました。
海外へ一人旅にも出て、アラブ首長国連邦・レバノン・イランを周り、学んだ外国語をアウトプットする期間も設けました。
海外の大学への留学経験はありません。
したかったのですが、予算がありませんでした…
人生の別の機会にできたらと思ってます!
大学卒業後は外国語を使う職場についていません。それでも当サイトであったり、外国人の妻や友人とのかかわりの中で外国語を使うことがあります。
現在の外国語能力
私が理解する言語は日本語と英語、そしてペルシャ語です。
日本語
日本語は母語なので、母語レベルです。
大学時代に外国語を使ってばかりいたので日本語能力はその時期に下がった感はあります(笑)
英語
英語圏で生活したり留学した経験はありません。
それでも現在、英語での意思疎通に困難な状況に陥ることはほとんどありません。
TOEICスコアは大学入学時540でしたが、卒業後には905まで上げることができました。
TOEICのスコアを上げるためにやったことについては別の記事にまとめてあります。
ペルシャ語
今はもしかしたら英語よりも得意かもしれません(笑)
ペルシャ語にはたくさんの慣用句やことわざがあり、よく使われるのでまだまだ学習しなければなりません。
しかしコミュニケーションは円滑にできますし、言葉に詰まることはあまりありません。
難しい専門書などは苦労しますが…
ペルシャ語能力を客観的に測る指標は少ないですが、大学卒業時のCEFRはB2.1でした。また、ペルシャ語能力が必須のとある公的機関の最終選考まで残ったことがあります。
外国語を習得することで起こる変化
ここからが本題です。
私が外国語を話せるようになって起こった変化を紹介します。
- 物事の考え方が変わった
- 世界中にネットワークができた
- 得られる情報量が爆発的に増えた
- 妻と出会った
物事の考え方が変わった
日本で暮らし、日本人とだけ関わっていると、日本の価値観だけに浸ることになります。
日本の常識が自分の常識になります。
ところが外国語を習得し、外国人と話したり、外国語を訪れたりすると日本と全く異なる価値観にも出会うことができます。
個人的な体験談を言えば、イランやレバノンに行った際、人間関係を日本よりも大切にしている人々を見てあることに気づかされました。
日本での思いやり、おもてなし以上のものがこの世界にあるんだと衝撃を受けました。
日本人は冷たいというわけではありませんが、彼らと比較すると人間関係が希薄だと思います。
外国人である私を家族のようにもてなしてくれ、今まで感じることのなかったレベルの密な人間関係を経験することができました。
ほかにも、日本の同調圧力やブラックな職場環境、日本人優しい神話などのリアルに気づかされました。
日本で暮らして苦しんでいて、最悪の場合命を落とすことを考える人も少ないのが現状です。そんな人には他の国を見ることを強く勧めたいです。
日本に住んでいて苦しいのであれば、ほかの国に行くのも人生を変えるいい手段だと思っています。
日本で苦しい思いをしていても、自分の知る世界が広ければ世界全体が苦しい場所だとは思わないでしょう。
またインフラの整っていない地域に行った際は、日本の当たり前の生活が実は恵まれていることに気づかされます。
物価高で生活が苦しくても、日本では考えられないほどのインフレの中で苦しくも笑顔で暮らしている人を見ると自分の問題が小さく感じます。
人生は1度きりだから、今でも見られる世界は広ければ広いほどいいと思っています。
まだまだ見てない世界がたくさんありますが、数か国見て現地の人と話すだけでも物事の考え方が大きく変わります。
世界中にネットワークができた
留学生とのつながりや、旅行先で知り合った人と交流することで世界中にネットワークができました。
もし日本語しか話せなかったら、せいぜい日本語の分かる外国人とのつながりしか生まれなかったでしょう。
外国語を習得することで、日本人以外の人々とも親しくなることができました。そのつながりからまた別の人とつながったりと、さらにネットワークが広がります。
日本にだけネットワークを持っている人と、世界中にネットワークを持っている人とでは、後者のほうが公私ともにさまざまな機会に恵まれていることは明らかです。
外国語を通じて世界中とアクセスできるようになると、自分の世界が大きく広がるということは想像に難くないでしょう。
得られる情報量が爆発的に増えた
日本語しかわからなければ日本語の本や記事、ニュースしか理解できません。
翻訳もありますが、翻訳されていない文献にアクセスできない上、必ずしも翻訳があっているとは限りません。生の情報はオリジナルの言語で取得するほうが確実です。
もっと身近な話では、ネットで分からないことを検索する際、
日本語で検索しても求めている情報が見つからないことがあります。
(ソフトウェアの使い方や、エラー、プログラム、外国のローカルニュースなど)
その場合、英語で検索すればすぐに答えにたどり着けることが多いです。
日本語の推定話者数1億2500万人に対して、英語の推定話者数は15億人で世界一です。
(参考:https://english-club.jp/blog/english-world-population/#8)
単純に言えば、英語が分かると15倍の情報量にアクセスできるようになります。
言語は情報アクセスの手段のひとつでもあります。
外国語を勉強することの恩恵は、外国語が分かるようになることだけではなく、その他の膨大な知識・情報に出会うことができるということになります。
外国語学習のモチベーションが下がりがちな人は、その言語を習得することで何を知ることができるかなど、言語習得のその先の恩恵について考えてみるといいかもね!
妻と出会った
私はイラン人の妻とイランで出会いました。
これは人生で大きな出来事のひとつです。
もしペルシャ語を学習していなかったらこの出会いはなかったかもしれません。
「大人のための自宅留学」などといった英語教材が手軽に手に入る時代なので、あなたも英語力をつけて自身の人生を変えることは十分可能です。
外国語を習得することで、配偶者に限らず人生の中でかけがえのない人に出会うことができる可能性が上がるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は私が外国語を話せるようになって起こった変化について紹介しました。
外国語を理解できるようになると、間違いなく世界が広がります。
この地球に生まれて様々な経験をする機会が私たちにはあります。そしてそれは外国語を理解しているとより濃いものになります。
外国語を通じて様々な世界と出会うことができれば人生がより豊かになると思っています。もしあなたが外国語を勉強している、勉強したいと思っているのであれば、この記事がモチベーションになることを願っています!
このサイトでは国際恋愛・異文化交流について情報発信しています。
YouTubeチャンネルも開設しました!