「多文化ぐらし」ではこれまで、日本に来ている外国人にインタビューを行ってきました。
これまでインタビューを受けてもらった外国人が、日本人のことをどんな人たちだと思っているのかをまとめます。
みんなのインタビューはYouTubeチャンネルで見られるので是非チェックしてね!
それでは早速いってみよう!
オランダ人:きれい好きで親切だけど…
キレイ好き
オランダから来た彼によると、日本人はきれい好きだそう。
サッカーの試合が終わった後、アウェーのスタジアムであっても日本人サポーターが掃除をして帰ることや、選手たちがロッカールームをきれいにして帰ることは、オランダでも有名な話なんだとか。
消極的に親切
また日本滞在中、日本人に道を聞くとみんなが助けてくれたという経験から
日本人はとても親切だと実感したそうです!
ただ一方でその親切心は積極的ではないと感じるようです。
助けを求めたり質問すれば親切に助けてくれるけど、困っていそうにしているだけでは助けてもらえない。そこが日本でちょっとだけ残念に感じたことのよう。
フレンドリーではない
また他国と比べてフレンドリーではないそうです。
会って最初の数回は「建前」を言って本当の自分を出そうとしないので自分と話すことに関心がないというような印象を受けることもあるようです。
他国と比べて道端で友達を作れるような空気は日本にはあまりないですよね。他人とのつながりは他国と比べて少なく、外国人にとっては壁があるように感じるのかもしれませんね。
ハンガリー人:意外と無関心?…
ハンガリー人の彼女にから見た日本人の印象はどうでしょうか?
おもてなし精神がある
日本人によく日本でおすすめの食べ物や場所を紹介されることがあり、旅行中にもいい旅の思い出ができるようにと日本人からのおもてなしを経験したことがあるんだそう。
ハンガリー人にもおもてなし精神があるようで、母国に近いものを感じたようです!
ハンガリーから来た彼女だけでなく、日本のおもてなしに感銘を受けたという外国人はとても多いですね!
他人に無関心で自分のことに集中
先ほどのオランダから来た彼の言う通り、日本人は優しいけど他人にあまり関心がないという印象を受けるそうです。
レジでのコミュニケーションが機械的だったり、そもそも無人レジを作って関わらなくてもいいようにしているところに驚いたんだとか。
他人のことに首を突っ込まないことはいいことだと思うけど母国とは逆だなと感じたそうです。
ハンガリー人の日本に対する偏見
余談だけどハンガリーは日本から遠い国であるゆえ、日本に対する偏見があるようです。
彼女いわく
1- 中国と混同する人が多い
2- 米ばっかり食べてる
3- 侍・ニンジャを思い浮かべる
日本になじみのない外国人にはこんな日本に対する偏見があるみたい!
どれも理解できるような気がしますね(笑)
3はちょっと古すぎるけど…
イラン人:警戒心が強い
警戒心が強い
イランから来た彼女は日本人は警戒心が強いと思うと言います。
それが原因で母国とは違い日本人とすぐに友達になることが難しいそう。
イランではカフェで雑談してその場で友達になることがよくあるみたいだけど、日本ではそれはない。それに初対面の場合は心を開いて会話せず、建前を言うので心の距離を感じてしまうそう。
警戒心が強いのは悪いことではないけど日本に来てからそう感じることがよくあり、カルチャーショックだったようです。
東京以外の人はもしかしたら違うかも…?
閉鎖的
警戒心が強いことも影響して、日本人、日本社会は閉鎖的だと感じるそうです。
非常に親しくなるまで素顔で話をせず、言っていることが本音なのか建前なのか分からない。
それもあって日本人に信用されるのが難しいと感じているそうです。
日本人はおそらく相手のことを気遣って建前を言うことがあるのだけれど、彼女の国や他の国ではむしろ逆にオープンに自分をさらけ出すことが友好的な信頼関係を築くために大切なんだそう。
これはどっちが正しいかではなく、まさに文化の違いですね!
礼儀正しいけども…
来日前から知っていたけどやっぱり日本人は礼儀正しいと、日本で実際に感じたそう。
ただ礼儀正しいけど、店員さんなどが作り笑いしているのは「大変そうだなぁ」と感じるみたい。
本当に礼儀正しい人なのかそう見せているだけなのか…どっちなんだろうと思うこともあるんだとか。
イスラエル人:酒めっちゃ飲む
周囲への配慮が多い
イスラエルから来た彼は、日本人は常に周囲に気を配っているという印象を受けたそうです。
母国の人よりも日本人は周囲のことに気を配り、誰かに迷惑をかけていないかに神経を使っていて素晴らしいと感じたそうです。
酒めっちゃ飲む
居酒屋に行ったときに、日本人グループがショットグラスでタワーを作っているところを目撃し、日本人はめっちゃ酒飲むなぁと思ったそう(笑)
普段真面目に働いているイメージが強かった日本人が酒で羽目を外しているところを見て興味深かったみたい。
日本人は少なくともイスラエルの人よりも酒をたくさん飲む印象があるそうです。個人差はあるでしょうけども…(笑)
冷淡
イスラエル人は他人に対して無礼なところもあるけど暖かい人達なんだそう。
一方で日本人はその逆で、丁寧だけど冷淡だと感じることがあると言います。
イラン人の彼女も言っていましたが、
彼も日本人は本音で話すことが少なく、感情を表に出さないので冷淡だと感じるんだとか。
感情を抑えて冷たいので友達作りも大変だと感じることが少なくないそうです。
アメリカ人:母国と違った親切心
○○するまでシャイ
有名な事ではあるかもしれないけど、日本人はとてもシャイだと感じるそうです。
ただそれは日本人が自分たちがシャイだということが原因なのかもと思うこともあるよう。
確かにシャイなんだけど、飲酒してしまえばシャイじゃないと言っていました(笑)
実際に日本に来て、「日本人はシャイ」から「シラフの日本人はシャイ」に変わったみたい!
礼儀正しいけど…
他の外国人たちも指摘するように日本人は確かに礼儀正しいと感じるそう。
ただ相手に良くしてあげようというより、
嫌われたくない。嫌な奴だと思われたくない。というのが動機になっていると感じるそうです。
違う種類の親切心がある
先ほどとつながりますが、日本人は親切だけどその親切の性質はアメリカと異なるそう。
アメリカの場合は、
相手に「良くしてあげよう」「いい思いをしてもらいたい」というのが親切心の源
一方で日本の場合は、
相手に「悪く思われたくない」「悪い印象を持ってほしくない」というネガティブを避けることが親切心の源になっていると感じるそうです。
これは的を射た指摘だと思いますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はオランダ・ハンガリー・イラン・イスラエル・アメリカから来た外国人に日本人の印象を聞いてみました。
総括すると日本人は外国人にこう思われているようです。
1- 周囲への気配りが多い
2- 親切だけど、ときにそれは嫌われたくないから
3- 他人への関心が薄く冷たい
4- 警戒心が強く閉鎖的
5- 酒をたくさん飲む
6- 酒がなければシャイ
日本に来たことがない外国人は、日本人は親切で礼儀正しいというイメージを持っていることが多いです。
ただ実際に来日した外国人は、
その親切心はポジティブを与えるというよりネガティブを避ける色が濃いことに気づくみたいですね。
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