外国人の友達が欲しい!
外国人の彼氏・彼女が欲しい!
そう思っている方に注意してもらいたい日本人がやりがちなNG行動があります。
私は国際系の大学で多くの留学生と交流したり、海外を旅したりして様々な国の外国人とコミュニケーションをとった経験があります。
今回は、文化の違う外国人と仲良くなりたい方が気を付けなければならないことを紹介します!
好かれる方法よりもまずは嫌われない対策が大事です。
それでは早速いってみよう!
確信がないことを聞く
日本人もそうであるように、外国人も自分の国や文化・歴史に誇りを持っています。
ある程度知識がある場合は別ですが、よく知りもせず相手の母国について断定的なことを言うと不快に思う人もいます。
本項に限らず、逆の立場だったらと考えてみるとわかりやすいでしょう。
いくつか例を挙げますが、これらを言ってしまったら即アウトということではありません。
これらはひとことで嫌われるほど悪意を感じる言動ではありません。
ただし、多くの人が言いがちなことなので
「またか…」と思われてしまう可能性が高いので注意です。
〇〇人ですか?
見た目で判断して「〇〇人ですか?」と聞くのは避けましょう。相手がスペイン語を話しているから「スペイン人ですか?」と聞くのもやめたほうがいいです。
日本人が海外旅行に行くと中国人と間違えられることがよくあるということは、ご存じの方も多いでしょう。
そういう経験をした人は少なくとも良い気持ちにはならないと思います。
それはその国が嫌いだからというわけではなく、母国への誇りからきていることがほとんどでしょう。
外国人であってもそれは同じです。
日本人にはあまり実感がわかないかもしれませんが、言語で判断するのもよくないです。
日本語が公用語なのは日本だけですが、複数の国で公用語となっている言語も存在します。
(英語・スペイン語・ポルトガル語・アラビア語など)
「英語を話すからアメリカ人なんでしょ?」「アラビア語だからサウジアラビア人なんでしょ?」といった無意識の決めつけは、文化を侮辱されたと感じられるかもしれません。
「〇〇人ですか?」と聞くのではなく、「出身はどこですか?」と聞きましょう。
国の中でも自国政府と対立している地域もあるので、国の情勢によっては国だけではなく地域まで聞けるとよりよい気遣いができますね。
〇〇おいしいですよね!
相手を褒める気で言ったとしても、
間違っていれば「私たちの区別がつかないのか」と冷めてしまいます。
日本人が外国人に
「君は日本人なんだ!油淋鶏がおいしいよね!」
と、言われたら「この人は中国と日本の違いが分からないのか…」と思う人もいるでしょう。
褒めるつもりが逆効果になってしまいます。
あくまで確証なしで言うことがNGです。確証があるなら喜ばれるでしょう!
〇〇語分かりますか?
ブラジル人に対して「スペイン語大好きなんだ!スペイン語教えてよ!」と言ったら白けてしまいます。(ブラジルは南米で唯一ポルトガル語を公用語とする国です)
私が日本人であることを知りながら
「韓国語分かる?K-POP好きなんだよね!」と熱心に言われたことがあります。
侮辱的とは思いませんが、ずれた感じがして複雑な気持ちになりました…
これも誇りを持っている自国の文化と異国の区別がついていないと思われ
がっかりされてしまう可能性が高いです。
〇〇人は◆◆ですよね
これは侮辱的にとらえられるかもしれないので特に注意すべき発言です。
もしもあなたがその国を何回も訪れていて、ある程度国民性を知っているのであれば「私たちのことよくわかってるな!」「そうなんだよね!」と共感して会話が弾むかもしれません。
しかし、よく知りもせずに決めつけたような言い方をすると
「自分たちのことを知りもせずに偏見で言うな」と思われてしまう可能性があります。
私の経験として、中東の国から来た人に、
あなたの国の人はムスリム(イスラーム教徒)なのになんで豚肉食べてるの?
イスラームの国の人なんだから髪の毛隠さなくていいの?
という人を見たことがありますが、
非常に失礼なのでやめましょう。
また自虐的に自国の国民性を言う人もいますが、よほど親しくない限り共感したり賛成したりするのはやめましょう。
自分で言うのは良くても、外国人に言われたらよく思わない人も多いので注意しましょう。
外見の特徴をほめる
日本では
「鼻が高くていいな~」
「背が高くてモデルみたいでいいな~」
「痩せてていいな~」
などと言って、外見を褒めることがありますね。
しかし
美意識は国によって異なります。
相手のコンプレックスについて言及してしまう可能性があるので、外見の特徴に関しては触れないのが無難です。
容姿に触れるような発言は場合によっては、子供っぽいと思われてしまいます。
日本人は「鼻を高くしたい」「二重にしたい」と思って整形手術などをする人がいますが、海外だと「鼻を小さくしたい」「二重は嫌だ」と思っている人も多いです。
褒めるつもりで言ったとしても不快に感じてしまうかもしれないので、
褒めるなら外見ではなく性格のほうがいいでしょう。
じろじろ見る
日本人の国民性として無口でシャイな人が多いことが挙げられます。
もちろん全員ではありませんが外国人と話すことに対して苦手意識を持っている人は多いです。
話しかけたくても緊張して、無意識にじろじろ見てしまうことがあるかもしれません。
じろじろ見られて何も話しかけてこないのは不気味ですし怖いです。
日本にいる外国人は日常的にじろじろ見られる経験をしているので、多少は慣れているかもしれませんが良い気分にはならないでしょう。
観光客など日本に住んでいない場合は、より不快感を強く与えてしまうかもしれないので注意です。
避けようとする
外国人の友達や恋人を作りたい方は、外国人を避けようとすることはないかもしれません。
国際交流パーティーなど、様々な国の人々がいる中で特定の人種の人と積極的に交流しようとすると避けていると思われることがあります。
比較的にアフリカ系・中東系の方に苦手意識を持っている人が多い印象ですが、避けているのは他人の目からわかります。
国際交流しに来ている人たちは特定の人種を避けてばかりいる人を良く思わないでしょう。
緊張しているだけで悪意がない場合が多いと思いますが、
思い切って打ち解けることで世界がまた一回り広がりますよ!
日本文化を理解していることをほめ過ぎる
観光客などであれば喜ばれるかもしれませんが、
日本に長年住んでいる、家族に日本人がいるなどの理由で日本文化に慣れている外国人もいます。
そんな方々に対して
「箸を使うのが上手ですね!」
「日本語上手ですね!」
などというと
「またか…いつもやっているから普通のことなのに…」
「日本語ペラペラなのに、ひとこと言っただけで褒められるって無知だと思われてる?」
と、
白けるかもしれません。
相手によって反応が良くも悪くもなるので、親しくなるまでは様子を見たほうがいいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は日本人がやりがちな外国人に対するNG行動5つを紹介しました。
- 確信がないことを聞く
- 外見の特徴を褒める
- じろじろ見る
- 避けようとする
- 日本文化を理解していることをほめ過ぎる
外国人の友達や恋人を作りたいのなら、NG行動を把握しておくことはとても大切です。
まずは好かれる方法よりも、嫌われない方法を理解しましょう。
外国人の友達作りについては下の記事が参考になるかと思います。
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